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空色の彼方へ

空色の彼方へ

free sky

空を見上げてみればそこには

手を掲げれば届きそうなくらいな澄んだ空

そんな空がとっても綺麗で美しすぎて

どうしようもないくらいの涙があふれる

あの日君と見た空もこんな綺麗な青空だったね

君はこう言ってた

空を飛びたい

そして自由な空を自由に飛びたい

こんな狭い世界なんかじゃなくて

もっともっと広い世界へと飛び立ちたい

今まで積み上げてきたものをいくら壊してもかまわないから

そんな君はただただ自由を求めていたね

でも今はもう君は自由になった

どこにだっていける

素敵な自由という名の翼をもらった

”死”を対価として

そこまでして君が欲しかったものはどうですか?

多分君は喜んでいるのではないですか?

やっと自由をもらったのだから

無機質な世界から喜びの世界へといけたのだから

今でも君は私のことを見ていてくれますか

その温かな目で 優しさで満ちた目で

自由という名の翼を私にもくれますか?

いつかきっと私にも自由をくれますか?

君とこの空を飛ぶことができることを信じて

今はそんな日を信じて

君のいないけして色づくことのない世界を生きています

きっと来る自由を待ち望んで
                              2005.12.2


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